2006年07月25日
Zeca Pagodinho
ゼカ・パゴヂーニョ~ サンバの風雲児
ゼカ・パゴヂーニョはリオデジャネイロの下町そのものだ。いかにもイタズラっぽい、狡猾な歌い方こそまさに「伝統のマランドロ」の証といえよう。観光地でないリオのいたるところで流れるのがゼカのサンバだ。
1959年、リオデジャネイロ郊外イラジャーに生まれる。子供の頃からサンバが大好きだったゼカは、街のあちこちで行われるサンバ・セッションに参加するうちに、フンド・ヂ・キンタルを生んだ「パゴーヂの聖地」であるカシーキ・ヂ・ハーモスにたどり着く。70年代後半、毎週木曜日に行われるここでのパゴーヂに通ううちに、ゼカは即興で歌い、サンバを「引っ張る」センスが認められ、腕を磨いていった。
81年、いつものようにホーダ・ヂ・サンバをする中でベッチ・カルヴァーリョにその才能を見出され、ベッチの83年のアルバム『Suor no Rosto』でアルリンド・クルスと共作した「Camarão que Dorme a Onda Leva」の録音に初めて参加する。85年にはパゴーヂの若きタレントを集めたコンピレーション盤『Raça Brasileira』に参加、このアルバムの大ヒットにより、ソロデビューへの扉を開く。
86年、『Zeca Pagodinho』でデビュー。1作目にもかかわらず80万枚を超す驚異的なセールスを記録。以降もアルバムのリリースごとにヒットを飛ばし続け、その人気はリオから全国へと広まっていく。最初の全国的ヒット曲とされるのは96年リリースの『Deixa Clarear』収録の「Verdade」で、翌年の『Hoje é Dia de Festa』からも「O Dono da Dor」、「Faixa Amarela」などヒットは止まることなく、全国のラジオチャートの常連となっていった。
人気の絶頂で自分のルーツを振り返るのがやはりサンビスタの流儀である。98年のアルバム『Zeca Pagodinho』では自ら所属するエスコーラ・ヂ・サンバ、ポルテーラのヴェーリャ・グアルダをゲストに招き、「Vai Vadiar」を録音した。
2000年にはGLOBOのノヴェーラ「O Cravo e a Rosa」主題歌の「Jura」を収録した『Água da Minha Sede』が60万枚、02年には『Deixa a Vida Me Levar』が50万枚のセールスを突破。タイトル曲「Deixa a Vida Me Levar」は、サッカーW杯日韓大会開催中、セレソンが最も好んで聴いた曲としても知られている。03年末には『Acústico MTV』(CD, DVD)をリリース。これまでのヒットナンバーを次々に歌ったこの作品は、発売から2年以上売れ続ける名盤となっている。
ブラジルで最も支持されるサンビスタであるゼカ・パゴヂーニョ。彼のサンバには、喜び、ずる賢さ、愛、皮肉、真実などブラジル人の日常の中のあらゆることがつまっている。
ゼカ・パゴヂーニョはリオデジャネイロの下町そのものだ。いかにもイタズラっぽい、狡猾な歌い方こそまさに「伝統のマランドロ」の証といえよう。観光地でないリオのいたるところで流れるのがゼカのサンバだ。
1959年、リオデジャネイロ郊外イラジャーに生まれる。子供の頃からサンバが大好きだったゼカは、街のあちこちで行われるサンバ・セッションに参加するうちに、フンド・ヂ・キンタルを生んだ「パゴーヂの聖地」であるカシーキ・ヂ・ハーモスにたどり着く。70年代後半、毎週木曜日に行われるここでのパゴーヂに通ううちに、ゼカは即興で歌い、サンバを「引っ張る」センスが認められ、腕を磨いていった。
81年、いつものようにホーダ・ヂ・サンバをする中でベッチ・カルヴァーリョにその才能を見出され、ベッチの83年のアルバム『Suor no Rosto』でアルリンド・クルスと共作した「Camarão que Dorme a Onda Leva」の録音に初めて参加する。85年にはパゴーヂの若きタレントを集めたコンピレーション盤『Raça Brasileira』に参加、このアルバムの大ヒットにより、ソロデビューへの扉を開く。
86年、『Zeca Pagodinho』でデビュー。1作目にもかかわらず80万枚を超す驚異的なセールスを記録。以降もアルバムのリリースごとにヒットを飛ばし続け、その人気はリオから全国へと広まっていく。最初の全国的ヒット曲とされるのは96年リリースの『Deixa Clarear』収録の「Verdade」で、翌年の『Hoje é Dia de Festa』からも「O Dono da Dor」、「Faixa Amarela」などヒットは止まることなく、全国のラジオチャートの常連となっていった。
人気の絶頂で自分のルーツを振り返るのがやはりサンビスタの流儀である。98年のアルバム『Zeca Pagodinho』では自ら所属するエスコーラ・ヂ・サンバ、ポルテーラのヴェーリャ・グアルダをゲストに招き、「Vai Vadiar」を録音した。
2000年にはGLOBOのノヴェーラ「O Cravo e a Rosa」主題歌の「Jura」を収録した『Água da Minha Sede』が60万枚、02年には『Deixa a Vida Me Levar』が50万枚のセールスを突破。タイトル曲「Deixa a Vida Me Levar」は、サッカーW杯日韓大会開催中、セレソンが最も好んで聴いた曲としても知られている。03年末には『Acústico MTV』(CD, DVD)をリリース。これまでのヒットナンバーを次々に歌ったこの作品は、発売から2年以上売れ続ける名盤となっている。
ブラジルで最も支持されるサンビスタであるゼカ・パゴヂーニョ。彼のサンバには、喜び、ずる賢さ、愛、皮肉、真実などブラジル人の日常の中のあらゆることがつまっている。





